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中学校 卒業式

卒業という名の峠

                      校長 小川 義人

  待兼尾根の阪大の森に、朝、鶯が鳴き、一足早い春の訪れを聴く思いのする3月、3年生50名がそれぞれの空に羽ばたいていきました。
一人ひとりの胸のなかで、どんな風景の走馬燈が回っていたのか、その瞳にどんな未来を映しているのか、卒業という名の峠で、自分の背中につづく道と、自分の足下からのびる道の間で、きっぱりとした決心をもってほしいと願います。

  真壁 仁の「峠」という詩は、「峠は決定をしいるところだ。」という一行から始まりますが、この詩の中ほどを少し紹介したいと思います。
 

 ひとつをうしなうことなしに/別個の風景にはいってゆけない。/
  大きな喪失にたえてのみ/あたらしい世界がひらける。/峠にたつと
  き/すぎ来しみちはなつかしく/ひらけくるみちはたのしい。/
  みちはこたえない/みちはかぎりなくさそうばかりだ。/峠のうえの
  空はあこがれのようにあまい。/たとえ行手がきまっていても/
  ひとはそこで/ひとつの世界にわかれねばならぬ。/
 

中学校と別れるきっぱりとした決心の心組みが、新しい世界に出会うための強さを準備するのだと思います。自分の道をじっくりと見つめ、自分の花を咲かせてほしいと思います。


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